自宅療養になったら注意すること 自宅療養になったら注意すること
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 全国的に新規感染者数は減少傾向が見られている一方で、緊急事態宣言の延長が決定した地域を中心に、依然として医療体制がひっ迫している状況が続いています。

 厚生労働省によると、1月27日時点の全国における自宅療養中の感染者は、2万6千人を超えており、診療を受けられず不安を抱えたまま過ごしている人がたくさんいます。

 万が一、感染してしまい自宅療養となった場合、注意すべきことについてまとめました。

同居家族との隔離

 自宅療養となった場合、同居している家族への感染リスクは高く、家庭内感染への注意が必要です。特に、高齢者や基礎疾患がある家族と同居している感染者は、行政が用意したホテルなどで家族と離れて療養することが望ましいです。

 しかし、満室など、やむを得ず自宅療養となった際は、可能な限り感染者は家族とは別室で過ごし、トイレやお風呂など必要最低限の場合を除いて部屋から出ないことが大切です。食事や寝る時も別室にしてください。

こまめな換気

 療養している部屋は、感染者の飛沫が飛び交っている可能性があるため、こまめに換気をしてください。

 厚生労働省は<窓開けのコツ>として以下の点をあげています。

・窓開けを行うと、一時的に室内温度が低くなってしまいます。暖房器具を使用しながら、換気を行ってください。
・暖房器具の近くの窓を開けると、入ってくる冷気が暖められるので、室温の低下を防ぐことができます。なお、暖房器具の種類や設置位置の決定に当たっては、カーテン等の燃えやすい物から距離をあけるなど、火災の予防に留意してください。
・短時間に窓を全開にするよりも、一方向の窓を少しだけ開けて常時換気を確保する方が、室温変化を抑えられます。この場合でも、暖房によって室内・室外の温度差が維持できれば、十分な換気量を得られます。

共有部分の消毒

 洗面所やトイレなど家族と共有している場所を使用した時は、接触感染を防ぐため、ドアノブや便座等手で触れた部分を必ず消毒しましょう。通常の家庭用洗剤ですすぎ、家庭用消毒剤で消毒してください。

 また、使用したタオルや食器等は家族と分けて洗う必要はなく、通常の洗濯や洗浄でかまいません。 洗浄前のものは共有せず、特に洗面所のタオル等は家族と共有しないよう注意してください。

感染予防の徹底を

 自宅療養は感染者本人だけでなく、家族へも身体的・精神的な負担が大きく加わります。大切なことは、自分自身が感染しない・大切な家族を感染させないと意識して行動することです。

 基本的な感染対策の実施、不要不急の外出自粛、「3つの密」を避けることが重要です。
 
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参考:厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏