過去10シーズンと今シーズンの<br />2018年第36週〜2019年第12週までのインフルエンザ推定患者数の週別推移 過去10シーズンと今シーズンの
2018年第36週〜2019年第12週までのインフルエンザ推定患者数の週別推移
 薬局サーベイランスによると、2019/3/18〜3/24(2019年第12週)のインフルエンザの推定患者数は約8万9千人と、前週の値(約10万6千人)よりも減少し、第5週以降8週間連続しての減少となりました。また、週明けの3月25日の推定患者数は約1万6千人と前週の値(約2万2千人)を下回っており、インフルエンザの患者数は更に減少していくものと予想されます。

都道府県別情報

 各都道府県別の第12週の人口1万人当たりの1週間の推定受診者数をみると秋田県、福井県、北海道、青森県、香川県の順となっています。

年齢群別情報

 2018/9/3〜9/9(2018年第36週)から2019/3/18〜3/24(2019年第12週)までの累積の推定患者数は11,819,541であり、2018年10月1日現在の人口統計を元にした累積罹患率は9.33%でした。年齢群別での累積罹患率は5〜9歳(31.23%)、10〜14歳(22.93%)、0〜4歳(22.22%)、15〜19歳(12.09%)、30〜39歳(9.83%)、20〜29歳(9.15%)、40〜49歳(8.60%)、50〜59歳(7.01%)の順となっています。

ウイルスの型

 国立感染症研究所感染症疫学センターの病原微生物情報によると、今シーズンこれまでのインフルエンザ患者由来検体から検出されたインフルエンザウイルス(5,108検体解析)の検出割合は、A/H3(A香港)亜型53.4%、A/H1pdm が45.1%、B型1.4%となっています。

 2019/3/18〜3/24(2019年第12週)のインフルエンザの推定患者数は約8万9千人と8週間連続して減少が見られました。既に学校等は春季休暇に入っており、インフルエンザの患者数は更に減少していくものと予想されます。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏