過去10シーズンと今シーズンの<br />2018年第36週〜2019年第7週までのインフルエンザ推定患者数の週別推移 過去10シーズンと今シーズンの
2018年第36週〜2019年第7週までのインフルエンザ推定患者数の週別推移
 薬局サーベイランスによると、2019/2/18〜2/24(2019年第8週)のインフルエンザの推定患者数は約34万人と、前週の値(約47万人)よりも減少し、4週間連続しての減少となりました。また、週明けの2月25日の推定患者数は約5万7千人と前週の値(約9万1千人)を下回っており、インフルエンザの患者数の減少はさらに継続していくものと予想されます。

都道府県別情報

 各都道府県別の第7週の人口1万人当たりの1週間の推定受診者数をみると福井県、秋田県、山形県、北海道、新潟県の順となっています。

年齢群別情報

 2018/9/3〜9/9(2018年第36週)から2019/2/18〜2/24(2019年第8週)までの累積の推定患者数は11,257,594であり、2018年10月1日現在の人口統計を元にした累積罹患率は8.88%でした。年齢群別での累積罹患率は5〜9歳(29.64%)、10〜14歳(21.82%)、0〜4歳(21.03%)、15〜19歳(11.57%)、30〜39歳(9.36%)、20〜29歳(8.74%)、40〜49歳(8.23%)、50〜59歳(6.70%)の順となっていて、例年と比べると成人層の罹患率が高くなっています。

ウイルスの型

 国立感染症研究所感染症疫学センターの病原微生物情報によると、今シーズンこれまでのインフルエンザ患者由来検体から検出されたインフルエンザウイルス(2,917検体解析)は、A/H1pdm が52.9%と多く、次いでA/H3(A香港)亜型45.6%、B型1.5%の順となっている一方、1月に入ってからはA/H3(A香港)亜型の検出数が半数以上を占めている状態が続いています。

 2/18〜2/24(2019年第8週)のインフルエンザの推定患者数は約34万人と4週間連続して減少がみられています。患者数の減少傾向は今後の継続していくものと予想されますが、まだインフルエンザの流行状態は継続しており、今しばらくは注意が必要です。

監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏