手足口病
手足口病とは
手足口病(hand, foot and mouth disease:HFMD)は、口腔粘膜および手や足などに現れる水疱性の発疹を主症状とした急性のウイルス性感染症であり、乳幼児を中心に主に夏季に流行します。この感染症の原因となるウイルスはエンテロウイルス属と呼ばれているウイルスの仲間でありその中でもコクサッキーA16(CA16)、エンテロウイルス71(EV71)が主に手足口病を引き起こすウイルスとしてよく知られていますが、他にCA9やCA10なども原因ウイルスとなります。加えて、以前は主にヘルパンギーナの原因ウイルスとして認識されていたCA6による手足口病が近年は目立つようになってきており、日本では2009年に最初の報告例があり、その後しばしば大きな流行を起こすようになっています。基本的に予後は良好な疾患ですが、急性髄膜炎の合併が時に見られ、稀ではありますが急性脳炎を生ずることもあり、なかでもEV71は中枢神経系合併症の発生率が他のウイルスより高いことが知られています。
動画で解説
Q&A
感染症ニュース
【感染症ニュース】手足口病 大人がかかった時の症状が重い?感染症専門医が回答 (12/15)
┗手足口病について「感染症・予防接種ナビ」に寄せられた質問に、大阪府済生会中津病院の安井良則医師にご回答いただきました。
【感染症ニュース】手足口病 九州6県で警報 人流の活発化で隣接する県や地域は注意を (11/11)
┗九州地方で引き続き手足口病の感染報告が増えています。今後の情報に注意してください。
【手足口病】保育所登園の目安と症状について (11/3)
┗手足口病にかかった場合の、保育所登園の目安と症状についてご紹介します
経験談