【感染症ニュース】咳・息苦しさなどの呼吸器系症状 酸素吸入が必要な場合も RSウイルス感染症に流行の兆し 子どもの体調変化に注意

2022年7月1日更新

小さなおこさんは注意 小さなおこさんは注意
RSウイルス感染症の患者報告数が、6月中旬から流行の兆しをみせています。

国立感染症研究所の第24週(6/13-6/19)速報データによると、先週と比べ、RSウイルス感染症の患者報告数が増加しています。

愛知県や岐阜県などの東海地方や、大阪府など、大都市で患者報告数が急増しており、今後、注意が必要です。

感染症の専門医は
感染症の専門医で、大阪府済生会中津病院の安井良則医師は、「大阪府でも、RSウイルス感染症患者数は、急増しています。

今後、1-2歳児などを中心に、広がりを見せ、他の地域にも広がっていくものと予測されます。

気がかりなのが、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数も、増えつつあることです。

RSウイルス感染症は、発熱や鼻水などが数日続き、重い場合には咳がひどくなったり呼吸が苦しくなることがあります。このような症状は、新型コロナウイルス感染症と似ているため、見分けがつかず即時の診断が難しいケースもあります。

新型コロナウイルス感染症の流行の中心が10歳未満となっていることからも、幼稚園・保育園では、お子さんの体調管理に気を付けてください。

また、地域で流行している感染症について、知っておくことも大切です。」としています。

RSウイルス感染症について
病原体であるRSウイルスが伝播することによって発生する呼吸器感染症です。

年齢を問わず、生涯にわたり顕性感染を繰り返し、生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼ100%の小児がRSウイルスの初感染を受けるとされています。

乳幼児期においては非常に重要な疾患であり、特に生後数週間〜数か月間の時期においては母体からの移行抗体が存在するにもかかわらず、下気道の炎症を中心とした重篤な症状を引き起こします。

乳幼児への感染について
乳幼児期に初感染した場合に重症化しやすいことが知られています。

一方で、年長児〜成人が感染しても感冒様症状のみで終始し、RSウイルスに感染していることは殆どの場合気付かれないままに乳幼児への感染源となる場合が少なくありません。

乳幼児に対する医療や保育、育児に携わっている方々は十分にご注意下さい。

速やかにかかりつけ医へ
息がゼイゼイと呼吸が苦しそうになる。咳で何回も夜中に起きる。熱が下がっても症状が改善されない。咳込んで嘔吐してしまう。

生後1か月未満でも感染する可能性があり、無呼吸の原因になることがある。

重症時は、酸素吸入の必要がある場合もある。

※悪化するときには、発熱はあまり関係ありません。

引用:国立感染症研究所「RSウイルス感染症とは」
取材:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

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