加齢に伴う免疫力の低下で起こりやすい帯状疱疹 50歳からできる予防法は?

2022年4月11日更新

ミズボ(びせいぶつ芸能社) ミズボ(びせいぶつ芸能社)
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスで起こることから、水痘ワクチンを接種することで帯状疱疹の予防に効果があるとされています。

帯状疱疹について
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化することで発症します。水痘(水ぼうそう)に感染したことがある人は、治癒した後も生涯にわたって体内でウイルスが潜伏感染しています。帯状疱疹は、水痘(水ぼうそう)に感染したことがある人が、加齢やストレスや疲労等による免疫力の低下に伴い、潜伏していたウイルスが再活発化することで発症します。

帯状疱疹予防としてのワクチン
日本では、帯状疱疹を予防するワクチンが2種類あります。発症したとしても重症になることを予防できる効果と、発症そのものを予防できる効果もあると考えられています。どちらも50歳以上の方が対象となります。

2016年3月に阪大微研が製造する『乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」』について、「50歳以上の者に対する帯状疱疹の予防」に対する「効果・効能」が追加承認されました。接種回数は1回です。

2018年3月には、帯状疱疹の予防のみを目的としたワクチン(シングリックスⓇ筋注用)が薬事承認されました。接種回数は2回で、接種間隔は1回目から2か月以上あけて、6か月以内に2回目を接種します。

帯状疱疹予防としてのワクチンは、任意接種のワクチンとなりますので、接種費用は基本的に自費となります。自治体によっては一部助成しているところもありますので、お住まいの自治体へお問い合わせください。

感染症の専門医は
感染症専門医で大阪府済生会中津病院の安井良則医師に、帯状疱疹についてお話を伺いました。

(安井医師)これまでは将来80歳までに、3人に一人が帯状疱疹にかかると言われていました。小児では水痘(水ぼうそう)のワクチンが普及し、水痘にかかる事が減りました。その一方で、成人が水痘(水ぼうそう)のウイルスに曝露(ばくろ)する機会が大きく減ったことから、従来のブースター効果(自然感染による免疫の増強)を得られなくなり、帯状疱疹の発症率が上昇したものと思われます。今後、高齢化が進み、帯状疱疹になる人がこれからさらに増えると言われています。

成人の方も帯状疱疹予防としてワクチンを接種できますので、帯状疱疹の好発年齢(50歳以上)の方は、ワクチンの接種を検討してみてください。

ワクチンは帯状疱疹予防を目的として、国の認可を受けたものが2種類あります。接種を希望される際は、接種回数や費用などに違いがありますので、かかりつけ医や身近な医療機関に相談してみましょう。

引用:厚生労働省「帯状疱疹ワクチン ファクトシート 平成29(2017)年2月10日 国立感染症研究所」
取材:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏

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