ロタウイルス感染症の報告数、増加は継続中。特に2歳以下の小児は要注意

図.ロタウイルス感染症 流行のようす<br /> 監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏 図.ロタウイルス感染症 流行のようす
監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
第13週(3/27〜4/2)の定点あたり報告数は前週よりも増加しています。

今後、流行のピークに向かって患者数は増加してくるものと思われます。

特に2歳以下の小児が初感染した場合には重症化する場合があるので、注意が必要です。

地域別情報
2017年第13週(3/27〜4/2)の速報データによると、定点当たり報告数が最も多いのは群馬県、次いで香川県、福島県、栃木県、佐賀県の順となっています。

治療
特異的な抗ウイルス療法はありません。対症療法が中心となり、嘔吐や下痢に伴う脱水や電解質異常に対して経口または経静脈的に補液が行われます。重症度により経口補液のみでよいか、輸液が必要であるかを判断します。一般的に、軽度の脱水には経口補液が中心となり、中等度以上(5%を超える体重減少)の脱水例は輸液を要することが多く、入院治療を考慮します。

薬物療法としては、下痢に対して整腸薬(乳酸菌製剤など)が用いられます。下痢が長引き、二次性乳糖不耐症の疑われる乳児には乳糖分解酵素製剤が用いられます。

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監修:大阪府済生会中津病院感染管理室室長 国立感染症研究所感染症疫学センター客員研究員 安井良則氏
更新:2017/4/14

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